外来のご案内

臨床検査科のご案内

臨床検査科

臨床検査科では健診部門と診療部門の業務を行っています。
診療部門は大きく2つに分かれており検体検査と生理検査から成り立っています。
正確な検査結果を迅速に報告できるようにスタッフ一丸となって日々の業務に取り組んでいます。
採血室での待ち時間やTATの短縮に向けた運用方法の改善や予約が必要な生理検査の即日実施と報告などを積極的に行い患者さんが安心して診療を受けられるような検査室を目指しています。
また、日常業務と並行して超音波検査士、日本糖尿病療養指導士等の資格取得を積極的に行い、より安心していただける医療を提供できるよう努めています。 検査データの精度を維持するために自施設内での精度管理、そして外部精度管理は日本医師会サーベイ、日本臨床検査技師会サーベイ、愛知県臨床検査技師会サーベイ、日本総合健診医学会サーベイに参加しています。

健診

尿検査、便潜血検査、血液検査、安静時12誘導心電図検査、超音波検査(腹部、乳腺、頸動脈、甲状腺)、肺機能検査を主に行っています。
年間実績は腹部超音波で約15000名、乳腺超音波で約4000名です。

診療

検体検査

血液や尿などのヒトから採取された物を検体と称し、その中に含まれる成分を分析したり、顕微鏡で細胞などの観察を行ったりすることを検体検査と言います。
当院では日本臨床検査技師会による標準化され、かつ臨床検査の精度が十分保証されていると評価できる施設に対して行う「日臨技精度保証施設」の認証を受けています。

一般検査
尿定性検査:尿中に含まれる糖、蛋白、潜血などを調べます。
尿沈渣:尿中の細胞、細菌、結晶など顕微鏡で観察します。
便潜血検査:便の中に含まれる潜血の有無を調べ下部消化管出血があるか調べます。

生化学・免疫血清検査

生化学・免疫血清検査
生化学・免疫血清検査

生化学検査:血清中の成分を分析し肝機能、腎機能、脂質代謝、糖代謝などを調べます。
免疫血清検査:感染症、腫瘍マーカー、甲状腺ホルモンなどを調べます。

血液学検査

末梢血液一般検査:血液中の赤血球数、白血球数、血小板数やヘモグロビンの量などを調べます。
末梢血液像:血液中の細胞の種類を分類します。
凝固検査:血液の止血機能を調べます。


生理検査

採血

直接患者さんに接して行う検査のことを生理検査と言います。

心電図検査

両手足と胸に電極をつけ心臓が動く時に生じる電気(活動電位)を体の表面から記録します。

超音波検査

超音波検査

超音波という人間の耳には聞こえない高い周波数の音波を利用した検査です。
放射線の被爆の心配もなく必要に応じて反復して実施できます。
当検査室では、心臓、腹部、頸動脈、甲状腺、下肢血管の検査を行っています。

トレッドミル検査

ベルトコンベアの上を歩きながら心電図と血圧を記録します。
心臓に負荷をかけることで現れる症状を再現して心電図や血圧の変化をみます。

長時間心電図検査

胸に4~5個の電極と記録器を装着し24時間の心電図を記録します。
病院にいる時の検査だけではみることのできない症状や心電図を長時間記録することで捉えることができます。
24時間記録するのが主ですが、1週間記録する記録器もあります。
また解析も当検査室で行っています。

ABPM(24時間自由行動下血圧測定)

マンシェットと記録器を装着し30分置きに血圧を測定します。24時間測定することにより夜間や早朝の高血圧、ストレス下の高血圧、仮面高血圧、白衣高血圧など長時間心電図検査同様に病院にいる時では分からない血圧の情報を調べます。

筋電図検査

手や足の神経を電気で刺激して、刺激が伝わる速度(神経伝導速度)を調べます。
末梢神経障害の有無や障害部位の特定、程度を知ることができます。

肺機能検査

喘息やCOPDなどの呼吸器疾患の早期検出、手術前検査など、肺の機能をみるために行う検査です。
マウスピースを口にくわえ、鼻をノーズクリップでつまみ、掛け声に合わせて息を吸ったり吐いたりすることで肺活量、努力性肺活量、一秒率などを調べます。

血圧脈波検査

ベッドで5~10分安静後、両腕、両足首の血圧と同時に心電図や心音図を測定します。
血管の硬さや血液の流れやすさを調べます。

簡易型睡眠時無呼吸検査

簡易モニタを自宅に持ち帰っていただき患者さん自身で取り付け、睡眠中の鼻呼吸、SPO2、脈拍数、体位情報を記録し無呼吸の程度を調べます。

睡眠時無呼吸検査

1泊入院していただき病室にて脳波、心電図、呼吸努力センサー、両下肢に筋電図、体位センサーを装着し睡眠状態を終夜監視します。睡眠時無呼吸症候群をはじめとする、睡眠障害全般を評価することができます。

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